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臨床報告・1
移植により救命し得た劇症肝炎の1例
著者: 石田英樹1 渕之上昌平1 太田和夫1 伊藤克己2 高崎健3 田中紘一4
所属機関: 1東京女子医科大学第3外科 2東京女子医科大学腎センター小児科 3東京女子医科大学消化器病センター 4京都大学医学部第2外科
ページ範囲:P.795 - P.798
文献購入ページに移動肝移植が臨床応用されてから30年以上が経過し,1994年末までに施行された総数は約40,000例に達している.また,その普及の一方で未解決な問題も多く,劇症肝炎や先天性代謝疾患などへの適応の拡大に関して議論は絶えない.
今回われわれは,生体部分肝移植により救命し得た肝性昏睡Ⅳ度,劇症肝炎の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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