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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻7号

1996年07月発行

文献概要

特集 図解 成人鼠径ヘルニア手術

プラグ法によるtension-freeヘルニア修復術

著者: 平井淳一1 白髭健朗1

所属機関: 1原尾島病院外科

ページ範囲:P.863 - P.868

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 従来鼠径ヘルニア手術術式の評価は再発率のみによってなされてきた.しかし最近では手術時間,術式の難易度,経済性,さらには日帰り外来手術で代表されるように,早期の社会復帰など術後のQOLをも考慮に入れた総合的な評価によるようになってきた.プラグ法によるヘルニア修復術は,人工の膜材であるpolypropylene製のプラグとパッチを使用し,ヘルニア門の閉鎖ならびに無縫合による後壁補強をtension-freeの状態で行う術式である.われわれの2年間の経験では,前述の条件をすべて満たした優れた術式と評価できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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