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私の工夫—手術・処置・手順・22
DSTによる直腸癌低位前方切除術
著者: 種村廣巳1 大下裕夫1
所属機関: 1岐阜市民病院外科
ページ範囲:P.896 - P.896
文献購入ページに移動 最近,直腸癌低位前方切除術にDST(double stapling tech-nique)を用いた術式が汎用されている.しかし,本術式で形成されるdog earについては議論があるところである.われわれは,同部からの縫合不全例を経験して以来dog earを形成しない術式を工夫しているので紹介する.
Linear staplerとしてTL30を用い,自動吻合器としてPROXIMTATE ILS 33を用いている.S状結腸断端へのanvil挿入時の結腸壁損傷予防策として,S状結腸切離時,周囲をあまりトリミングしないようにし,硫酸アトロピン1Aを静注し結腸を弛緩させた状態でanvil挿入を行うようにしている.そして断端をanvil shaftに縫着した後に若干脂肪織を残す程度にトリミングを行うようにしている.
Linear staplerとしてTL30を用い,自動吻合器としてPROXIMTATE ILS 33を用いている.S状結腸断端へのanvil挿入時の結腸壁損傷予防策として,S状結腸切離時,周囲をあまりトリミングしないようにし,硫酸アトロピン1Aを静注し結腸を弛緩させた状態でanvil挿入を行うようにしている.そして断端をanvil shaftに縫着した後に若干脂肪織を残す程度にトリミングを行うようにしている.
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