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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻8号

1996年08月発行

文献概要

臨床報告・1

胃癌術後孤立性大腸転移の1切除例

著者: 楠山明12 梨本篤1 西村真12 田中乙雄1 佐々木壽英1

所属機関: 1新潟県立がんセンター外科 2東京慈恵会医科大学第三病院外科

ページ範囲:P.1051 - P.1054

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はじめに
 胃癌の再発として孤立性に大腸に転移することは少なく,なかでも切除可能であった症例は稀である.今回われわれは,術後5年間の外来経過観察にて身体所見,血液検査(腫瘍マーカーを含む),腹部超音波検査,腹部CT検査にて再発徴候がなく,胃癌術後7年目に孤立性大腸転移によるイレウスおよび急性虫垂炎穿孔性腹膜炎をきたした1例を経験したので報告する.なお,本文中の略語は胃癌取扱い規約1)および大腸癌取扱い規約2)によった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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