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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻8号

1996年08月発行

文献概要

臨床報告・1

右水腎症を伴った回盲部放線菌症の1例

著者: 丸田福門1 市川英幸1 窪田達也1 宮川雄輔1 土屋克己1 川口研二2

所属機関: 1厚生連篠ノ井総合病院外科 2厚生連篠ノ井総合病院病理科

ページ範囲:P.1055 - P.1058

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はじめに
 放線菌症は主としてActinomyces israeliiによって引き起こされる慢性化膿性疾患であるが,抗生物質の普及により近年では稀な疾患となっている.腹部放線菌症は放線菌症の約20%を占め,回盲部や横行結腸に好発し1),大腸癌や悪性リンパ腫などとの鑑別が問題となる.今回,われわれは右水腎症を伴い術前悪性リンパ腫を疑った回盲部放線菌症の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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