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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻8号

1996年08月発行

文献概要

臨床報告・1

腹腔内注入用リザーバーによる化学療法が有効であった腹膜偽粘液腫の1例

著者: 岩淵知1 八木橋信夫1 柘植俊夫1 国分弘道2 高畑太郎3 野宮守正3

所属機関: 1国民健康保険黒石病院外科 2青森厚生病院外科 3弘前大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1069 - P.1071

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はじめに
 腹膜偽粘液腫は,腹腔内に多量の膠質物質の貯留を起こす疾患であり,可及的に腫瘍塊を除去して抗癌剤療法を併用したとしても,今なお,きわめて難治性の疾患といわれている1).今回われわれは,術後に腹腔内注入用リザーバーよりCDDP,OK−432の間欠注入を行い,良好な経過をたどっている腹膜偽粘液腫の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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