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臨床報告・1
腹腔内注入用リザーバーによる化学療法が有効であった腹膜偽粘液腫の1例
著者: 岩淵知1 八木橋信夫1 柘植俊夫1 国分弘道2 高畑太郎3 野宮守正3
所属機関: 1国民健康保険黒石病院外科 2青森厚生病院外科 3弘前大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1069 - P.1071
文献購入ページに移動腹膜偽粘液腫は,腹腔内に多量の膠質物質の貯留を起こす疾患であり,可及的に腫瘍塊を除去して抗癌剤療法を併用したとしても,今なお,きわめて難治性の疾患といわれている1).今回われわれは,術後に腹腔内注入用リザーバーよりCDDP,OK−432の間欠注入を行い,良好な経過をたどっている腹膜偽粘液腫の1例を経験したので報告する.
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