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臨床研究
上肢虚血性病変に対する胸腔鏡下胸部交感神経節切除術の成績
著者: 内野敬1 土田博光1 小長井直樹1 石丸新1
所属機関: 1東京医科大学外科第2講座
ページ範囲:P.1199 - P.1203
文献購入ページに移動胸部交感神経節切除術(胸交切)は,閉塞性血行障害,Raynaud病,Causalgia,多汗症などに適応されている.到達経路としては,鎖骨上窩切開法1),背部胸膜外法2),腋窩経胸膜法3)など,各種の術式がある.欧州では1980年頃から侵襲軽減の目的で,胸腔鏡下胸部交感神経節切除術(胸腔鏡下胸交切)が行われるようになってきたが,本邦での歴史は浅く,文献的にも報告は少ない.われわれは1992年6月から上肢,ことに手指の虚血性疾患に対し,胸腔鏡下胸交切の適応を開始した.未だ若干例ではあるが,文献的考察を加えて教室の成績を報告する.
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