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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻1号

1997年01月発行

臨床研究

肝硬変症例における部分的脾動脈塞栓術(PSE)後の止血・凝固系の変動

著者: 江副英理1 山城一弘1 平田公一1 桂巻正1 向谷充宏1 木村弘通1

所属機関: 1札幌医科大学第1外科

ページ範囲:P.81 - P.85

文献概要

はじめに
 部分的脾動脈塞栓術(Partial splenic embol-ization:以下,PSE)は肝硬変に付随する様々な病態治療に有用であり,当科ではとくに高度の止血・凝固系障害を合併する肝硬変合併肝癌症例での術前処置として積極的に施行している1).今回われわれは肝硬変合併肝癌症例9例に対してPSEを施行し,PSEの効果,とくにトロンボエラストグラム(thromboelastgram:以下,TEG)などからみたPSE後比較的早期(1か月)における止血擬固系の変動につき検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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