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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻1号

1997年01月発行

文献概要

臨床報告・1

胸腔鏡下胸腺腫摘出術後のダナゾール投与にて寛解を導入し得た赤芽球癆の1例

著者: 実方一典1 木村道夫1 森昌造1 鈴木厚生2 貝羽義浩3

所属機関: 1東北公済病院外科 2東北公済病院内科 3東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.105 - P.108

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はじめに
 赤芽球癆は赤血球生成が選択的に障害される疾患であるが,その病態はまだ十分には解明されておらず,治療法も確立されていないため予後は不良である1).しばしば胸腺腫を合併することが知られており,その摘出も治療法の1つとされているが,これだけでは無効のことが多い1).今回われわれは,胸腔鏡下手術にて胸腺腫摘出後にダナゾールを併用することによって寛解を導入し得た赤茅球癆の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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