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臨床報告・1
胸腔鏡下胸腺腫摘出術後のダナゾール投与にて寛解を導入し得た赤芽球癆の1例
著者: 実方一典1 木村道夫1 森昌造1 鈴木厚生2 貝羽義浩3
所属機関: 1東北公済病院外科 2東北公済病院内科 3東北大学医学部第2外科
ページ範囲:P.105 - P.108
文献購入ページに移動赤芽球癆は赤血球生成が選択的に障害される疾患であるが,その病態はまだ十分には解明されておらず,治療法も確立されていないため予後は不良である1).しばしば胸腺腫を合併することが知られており,その摘出も治療法の1つとされているが,これだけでは無効のことが多い1).今回われわれは,胸腔鏡下手術にて胸腺腫摘出後にダナゾールを併用することによって寛解を導入し得た赤茅球癆の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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