文献詳細
臨床報告・1
胃扁平上皮癌の1例
著者: 野澤寛1 平野誠1 村上望1 小泉博志1 橘川弘勝1 増田信二2
所属機関: 1厚生連高岡病院外科 2厚生連高岡病院病理科
ページ範囲:P.119 - P.122
文献概要
胃原発の上皮性悪性腫瘍は多くが腺癌であり,扁平上皮癌は全胃癌の約0.1%と稀である1).その予後は不良であるとされているが,組織発生については一定の見解は得られていない.今回われわれは,噴門部に発生したBorrmann 2型胃扁平上皮癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
掲載誌情報