icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻10号

1997年10月発行

文献概要

特集 食道癌診療のトピックス

食道癌におけるヒトパピローマウイルス

著者: 石川忠則1 小越章平1 高橋晃1 小野寛人1 降幡睦夫2 大朏祐治2

所属機関: 1高知医科大学第2外科 2高知医科大学第2病理

ページ範囲:P.1255 - P.1259

文献購入ページに移動
 ヒトパピローマウイルス(human papilloma virus:HPV)は子宮頸癌の約9割に感染を認め,癌化との関連が強く示唆されている.食道癌では,1986年頃から,感染例の報告をみるが,検出頻度にかなり差がみられ,筆者らは1993年に3割強に感染を認め報告したが,現在までのところ,わが国では最も高い検出頻度である.再現性や信頼性のより高い方法による感染の検出やその頻度の確立が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?