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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻10号

1997年10月発行

特集 食道癌診療のトピックス

食道癌に対する胸腔鏡下胸部食道切除・縦隔リンパ節郭清

著者: 樋口則男1 金田巌1 赤石隆2

所属機関: 1石巻赤十字病院外科 2東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1285 - P.1291

文献概要

はじめに
 食道癌の手術的治療において,胸腔鏡下手術は一般にminimally invasive surgeryという表現のもと縮小手術ととらえられがちで,その適応はリンパ節転移のない早期食道癌か,poor riskの症例にやむなく行われるものと考えられることが多い1,2).しかし筆者らは,術野の展開が十分に行われれば,胸腔鏡下の手術も通常の右開胸の手術と遜色のない縦隔郭清が可能と考え,積極的に進行食道癌に対しても胸腔鏡下胸部食道切除・縦隔リンパ節郭清を行ってきた.ここでは,筆者らの行ってきた食道癌に対する胸腔鏡下手術について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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