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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅱ.頭部・顔面・口腔・咽頭

12.三叉神経痛

著者: 松島俊夫1 名取良弘1

所属機関: 1九州大学医学部脳神経病研究施設外科

ページ範囲:P.44 - P.45

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疾患の概念
 三叉神経痛は三叉神経支配領域(顔面)に発作性に現れる疼痛で,三叉神経の刺激によって生ずる神経痛である.“顔面・神経痛”と呼ばれることがあるが,“顔面神経・痛”と誤解されるため使用しない.
 従来から,腫瘍・炎症などの疼痛の原因となる疾患が明らかな場合を症候性三叉神経痛,原因不明の場合を本態性三叉神経痛と呼んできたが,本態性の多くは頭蓋内で三叉神経が血管により圧迫され生じることが明らかとなった.真に本態性があるかは疑問である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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