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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

特集 外来診療・小外科マニュアル

Ⅱ.頭部・顔面・口腔・咽頭

36.顎関節脱臼

著者: 鈴木正志1

所属機関: 1大分医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.100 - P.101

文献概要

疾患の概念
 顎関節では関節包,関節靱帯および側頭骨下顎窩の関節結節などにより下顎骨頭の異常過剰運動が抑制されている(図1).何らかの原因で下顎頭と関節窩の関節面が正常な相対的関係が失われ,下顎頭が下顎窩より脱出,転位を起こし,正常な位置に復帰しない状態を脱臼という.脱臼の方向により,前方脱臼,側方・内方脱臼,後方脱臼に分類されるが,大部分は下顎頭が関節結節の前上方に脱出転位した前方脱臼であり,以下これについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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