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特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅲ.頸部・肩
40.前頸部腫瘤
著者: 高木健太郎1
所属機関: 1新潟県立中央病院外科
ページ範囲:P.110 - P.112
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頸部には多くの臓器,神経,血管が集まっている.したがって,腫瘤の種類も多彩である(表).特に,前頸部では,喉頭,下咽頭,甲状腺,気管前,気管傍リンパ節および神経,血管などの組織から発生した腫瘍が問題となる.頸部にみられる腫瘤の起源はきわめて多彩であるので,手術の際には臨床経過,触診,好発部位を参考にした正確な術前診断と超音波エコー,CT,MRI,シンチグラムなどの各種画像診断により腫瘍の大きさ,広がりを正確に把握することが大切である.腫瘤が大きく深部まで達する場合は全身麻酔下の手術が必要となる.
良悪性の鑑別においては,穿刺吸引細胞診(ABC)あるいは生検が必要となることも多い.
頸部には多くの臓器,神経,血管が集まっている.したがって,腫瘤の種類も多彩である(表).特に,前頸部では,喉頭,下咽頭,甲状腺,気管前,気管傍リンパ節および神経,血管などの組織から発生した腫瘍が問題となる.頸部にみられる腫瘤の起源はきわめて多彩であるので,手術の際には臨床経過,触診,好発部位を参考にした正確な術前診断と超音波エコー,CT,MRI,シンチグラムなどの各種画像診断により腫瘍の大きさ,広がりを正確に把握することが大切である.腫瘤が大きく深部まで達する場合は全身麻酔下の手術が必要となる.
良悪性の鑑別においては,穿刺吸引細胞診(ABC)あるいは生検が必要となることも多い.
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