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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅲ.頸部・肩

41.いわゆる五十肩

著者: 緑川孝二1

所属機関: 1福岡大学医学部整形外科

ページ範囲:P.113 - P.115

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疾患の概念
 「いわゆる五十肩」という呼び名は一般によく知られているが,はっきりした原因がわからず,その病態については混乱しているのが現状である.本邦では三木が最初に定義を示し,はっきりした原因がなく肩関節の疼痛と可動域制限をきたすものとしている.一方,海外ではDupleyがperi-arthritis humeroscapularisという病名を提唱した.その他,stiff and painful shoulder,frozen shoulderなどが同義語である.現在一般には,「肩関節周囲軟部組織の加齢に伴う退行変性を基盤として発症し,肩の疼痛と可動域制限をきたす疾患」として捉えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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