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特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅶ.尿路・性器
78.陰嚢水腫
著者: 谷風三郎1
所属機関: 1兵庫県立こども病院泌尿器科
ページ範囲:P.214 - P.215
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陰嚢水腫(瘤)には小児型と成人型とがある.小児型は鞘膜腔と腹腔との間の鞘状突起が開存しているため腹水が鞘膜腔内に下降することによって生じ,程度の差だけで,鼠径ヘルニアと同じ原因である.一方,成人型では鞘膜腔内に滲出液が分泌されるために生じるもので,両者はまったく異なる成因であるため治療法も異なる.
陰嚢水腫(瘤)には小児型と成人型とがある.小児型は鞘膜腔と腹腔との間の鞘状突起が開存しているため腹水が鞘膜腔内に下降することによって生じ,程度の差だけで,鼠径ヘルニアと同じ原因である.一方,成人型では鞘膜腔内に滲出液が分泌されるために生じるもので,両者はまったく異なる成因であるため治療法も異なる.
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