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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

文献概要

特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅶ.尿路・性器

86.性感染症(STD)

著者: 広瀬崇興1

所属機関: 1札幌医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.228 - P.230

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疾患の概念
 性感染症(sexually transmitted diseases:STD)は人類の繁栄に必須な性交渉により伝播する.そして母子感染として新生児にも感染する.主なものを表1に示すが,ウイルスから寄生虫まで多数の病原体による疾患がある.しかし,本邦で遭遇する疾患は偏っており,流行している順にクラミジア感染症(男子尿道炎と子宮頸管炎),淋菌感染症(男子尿道炎と子宮頸管炎),性器ヘルペス,尖圭コンジローム,梅毒,ケジラミなどであり,これらが合併することもある.その他近年,STDとしてのエイズが問題となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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