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特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅷ.四肢・皮膚
88.捻挫(足関節挫傷)
著者: 野村茂治1
所属機関: 1九州労災病院整形外科
ページ範囲:P.236 - P.237
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足関節部外傷の中で,捻挫は日常しばしば遭遇する外傷である.内果と外果の長さの違いと距骨滑車の解剖学的特徴より,外反底屈,すなわち内がえしを強制されて受傷する.そのため,足関節外側側副靱帯を損傷する頻度が高い.足関節に不安定性を残すと歩行時痛,運動痛を生じ,将来,変形性足関節症の原因となるため,慎重な初期治療を要す.
足関節部外傷の中で,捻挫は日常しばしば遭遇する外傷である.内果と外果の長さの違いと距骨滑車の解剖学的特徴より,外反底屈,すなわち内がえしを強制されて受傷する.そのため,足関節外側側副靱帯を損傷する頻度が高い.足関節に不安定性を残すと歩行時痛,運動痛を生じ,将来,変形性足関節症の原因となるため,慎重な初期治療を要す.
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