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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

特集 外来診療・小外科マニュアル

Ⅷ.四肢・皮膚

91.一次性下肢静脈瘤

著者: 孟真1 安達隆二2 近藤治郎1

所属機関: 1横浜市立大学医学部第1外科 2横浜南共済病院心臓血管外科

ページ範囲:P.243 - P.245

文献概要

疾患の概念
 一次性下肢静脈瘤は大伏在静脈,小伏在静脈,穿通枝の不全により下肢静脈が怒張・瘤化し下肢のむくみ,重圧感,痛み,うっ血性皮膚炎,皮膚硬化,静脈性潰瘍,血栓性静脈炎を引き起こす日常最も良く見られる血管疾患である.治療は保存療法として弾性包帯の装着を行い,さらに病型によりクモの巣状,網状,分枝型静脈瘤は硬化療法,伏在型静脈瘤の軽症例には結紮術併用硬化療法,重症例にはストリッピング手術が選択される.全身状態,症状,重症度により治療を使い分ける(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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