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特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅷ.四肢・皮膚
93.小児の肘周囲の骨折
著者: 名倉直秀1
所属機関: 1名倉病院
ページ範囲:P.248 - P.249
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小児の骨折の中でも,日常によくみられる骨折の一つが肘周囲の骨折である.頻度的には上腕骨顆上骨折が最も多く(図1),次いで上腕骨外顆骨折が多く(図2),橈骨頭頸部骨折,上腕骨内側上顆骨折などがある.受傷機転としては,肘関節を伸展した状態で転倒し,手をついた際に起きる骨折が多い.血管,神経の損傷を伴う例もあり,初診時の適切な診断と処置が大切となる.
小児の骨折の中でも,日常によくみられる骨折の一つが肘周囲の骨折である.頻度的には上腕骨顆上骨折が最も多く(図1),次いで上腕骨外顆骨折が多く(図2),橈骨頭頸部骨折,上腕骨内側上顆骨折などがある.受傷機転としては,肘関節を伸展した状態で転倒し,手をついた際に起きる骨折が多い.血管,神経の損傷を伴う例もあり,初診時の適切な診断と処置が大切となる.
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