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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

特集 外来診療・小外科マニュアル

Ⅷ.四肢・皮膚

110.疣贅(いぼ)

著者: 大井綱郎1

所属機関: 1東京医科大学皮膚科

ページ範囲:P.289 - P.291

文献概要

疾患の概念
 疣贅とは,皮膚・粘膜における上皮性良性腫瘍に対する言葉であるが,一般にはウイルス性疣贅のことを指している.ウイルス性疣贅はパポバウイルス群に属するヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus:HPV)の感染によって起こる,臨床症状から,尋常性疣贅,青年性扁平疣贅,尖圭コンジローマ,ミルメシア,疣贅状表皮発育異常症,bowenoid papulosis,足底表皮嚢腫に分けられている.また,いわゆる「ミズイボ」は伝染性軟属腫のことであり,ポックスウイルスである伝染性軟属腫ウイルスの感染による.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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