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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻11号

1997年10月発行

特集 外来診療・小外科マニュアル

Ⅷ.四肢・皮膚

114.咬傷

著者: 守田知明1

所属機関: 1周東総合病院外科

ページ範囲:P.300 - P.301

文献概要

疾患の概念
 日常よく遭遇する咬傷としては犬,ネコなどの動物咬傷,ハチ,ムカデなどのムシ咬傷が挙げられる.犬咬傷ではbiting forceによる組織の欠損,挫滅対策や口腔内細菌による創の感染防止といった傷そのものに対する処置がポイントとなる.毒蛇咬傷はほとんどがマムシ咬傷で死亡例の報告もあり1),農山村地域では注意を要する疾患である.刺入された毒素による二次反応をいかに抑えるかが重要であるが,初診時に重症度を判断することはむずかしく,受傷後24時間は注意深い経過観察が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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