文献詳細
文献概要
特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅹ.その他
131.食中毒
著者: 田辺博1
所属機関: 1木沢記念病院外科
ページ範囲:P.342 - P.344
文献購入ページに移動疾患の概念
食中毒とは一般的に食事摂取によって起こる生体の機能的あるいは器質的障害をいう.その原因は,細菌,自然毒,化学物質と多岐にわたり,多様な症状,経過を示すものであるが,最近では病原性大腸菌O−157による集団食中毒が発生し,多数の死亡症例も報告されていることから,全国的な衝撃を与えており,いま新たな注目がなされている疾患である.食中毒は主に細菌性と自然毒が中心となるため,これらについて記載する(表1).
食中毒とは一般的に食事摂取によって起こる生体の機能的あるいは器質的障害をいう.その原因は,細菌,自然毒,化学物質と多岐にわたり,多様な症状,経過を示すものであるが,最近では病原性大腸菌O−157による集団食中毒が発生し,多数の死亡症例も報告されていることから,全国的な衝撃を与えており,いま新たな注目がなされている疾患である.食中毒は主に細菌性と自然毒が中心となるため,これらについて記載する(表1).
掲載誌情報