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特集 外来診療・小外科マニュアル Ⅹ.その他
132.妊婦の虫垂炎
著者: 新谷史明1
所属機関: 1いわき市立総合磐城共立病院外科
ページ範囲:P.345 - P.347
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妊娠中も虫垂炎の発生頻度には差はない.妊娠1,500〜2,000例に1例くらいの頻度といわれ,妊娠の初期から中期に多い.妊娠初期は妊娠に関連した非特異的症状(悪心,下腹部痛,食思不振)のため,また妊娠後期には子宮の増大に伴い,腹部の圧痛点が変化するため虫垂炎の診断は難しい.
妊娠中も虫垂炎の発生頻度には差はない.妊娠1,500〜2,000例に1例くらいの頻度といわれ,妊娠の初期から中期に多い.妊娠初期は妊娠に関連した非特異的症状(悪心,下腹部痛,食思不振)のため,また妊娠後期には子宮の増大に伴い,腹部の圧痛点が変化するため虫垂炎の診断は難しい.
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