文献詳細
臨床報告・1
肺癌と重複したCEAが高値を示した甲状腺髄様癌の1例
著者: 深田民人1 岡田稔1 吹野俊介1 新田晋1 廣恵亨1 林英一1
所属機関: 1鳥取県立厚生病院外科
ページ範囲:P.1489 - P.1493
文献概要
今回われわれは総胆管結石症入院時に腫瘍マーカーであるcarcino-embryonic antigen(以下,CEAと略す)が高値を示し,各種消化管検査で異常が認められず,後に甲状腺髄様癌によるものと判明し,同時に肺癌を併存したきわめて稀な重複癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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