icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻13号

1997年12月発行

臨床報告・1

肝硬変を合併した血友病A患者に対する経腹的食道離断術の経験

著者: 矢澤和虎1 梶川昌二1 下澤信彦1 中田伸司1 藤森芳郎1 天野純1

所属機関: 1信州大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1613 - P.1616

文献概要

はじめに
 血友病は伴性劣性遺伝性の先天性凝固因子欠損症であり,大きく第Ⅷ因子欠損症の血友病Aと,第Ⅸ因子欠損症の血友病Bに分けられる.血友病患者の手術に際しては,凝固因子の生体内回収率と半減期,出血の程度を勘案しながら凝固因子製剤を補充する.
 今回,肝硬変に続発した胃・食道静脈瘤,脾機能亢進症を有する血友病A患者において凝固因子補充療法を行い,経腹的食道離断術を無事施行しえた稀な症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら