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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻3号

1997年03月発行

臨床外科交見室

むすび

著者: 山形尚正1

所属機関: 1国立弘前病院外科

ページ範囲:P.352 - P.352

文献概要

 三内丸山遺跡で約5,500年前の編布の断片がはじめて出土した.日本では最古級のものらしい.平織りの布の断片は既に此処で出土していた.縄文の編布にはイラクサ科のカラムシやアカソなどの麻系統の細い繊維が使われていたが,今後素材を鑑定してもらう予定という.
 私が医師免許を取りたての頃は縫合糸は絹糸かカットグットであった,現在は合成糸も多く,どれを使うべきか迷うこともある.糸結びを見ればその人の腕がわかるともいわれた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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