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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻4号

1997年04月発行

文献概要

カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・28 大腸

大腸癌に対する腹腔鏡下リンパ節郭清術

著者: 筒井光広1 佐々木壽英1 田中乙雄1 梨本篤1 土屋嘉昭1 佐野宗明1 牧野春彦1

所属機関: 1新潟県立がんセンター新潟病院外科

ページ範囲:P.423 - P.429

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はじめに
 大腸癌に対する腹腔鏡補助下切除術は多くの施設で行われるようになったが,その切除方法は各施設での差が大きく,手技的な問題としての施設間の差は解消されていない.特に,リンパ節郭清については,開腹で行う方法や1),超音波吸引装置を用いた方法2)も行われているが,郭清の方法や郭清の範囲についての基準は示されていない.そのため,郭清の確実性についてはoncologistから十分な承認を得ているとはいえない現況にある.今後の大腸癌の腹腔鏡下手術の発展のためには,リンパ節郭清を確実なものとすることがきわめて重要である.本稿では,筆者らの行っている腹腔鏡下リンパ節郭清法を呈示して批判を仰ぐとともに,確実な腹腔鏡下リンパ節郭清法確立の一助としたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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