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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 膵瘻の予防・治療のノウハウ

難治性膵瘻に対するIVR—経皮経胃的膵瘻ドレナージ術

著者: 田中一郎1 山内栄五郎2 小森山広幸1 生沢啓芳1 金杉和男1 萩原優1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科

ページ範囲:P.471 - P.476

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 膵切除後の合併症として膵瘻を認めることがあるが,消化管との内瘻化や尾側膵実質の荒廃に伴う外分泌機能低下など,より多くの場合保存的に自然治癒する.しかし,難治性膵瘻の場合,長期にわたり管理に難渋することが多く,瘻孔消化管吻合術などの内瘻化が必要な場合もある.筆者らは最新のIVR(interventional radiology)的手法である経皮経胃的ドレナージ術を膵仮性嚢胞1),膵管拡張型慢性膵炎2)そして重症急性膵炎3)に施行しその有用性を確認してきた.本稿では,経皮経胃的ドレナージ術の応用である経皮経胃的膵瘻ドレナージ術について手技を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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