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特集 膵瘻の予防・治療のノウハウ
難治性膵瘻の外科治療
著者: 宮﨑耕治1
所属機関: 1佐賀医科大学一般・消化器外科
ページ範囲:P.483 - P.486
文献購入ページに移動 難治化した膵瘻の手術適応決定に際しては,膿瘍腔の残存がなく,少なくとも2か月以上経過して瘻管が線維性に強固に形成されていることが必要条性である.主膵管の頭側から消化管への流れに障害がなければ,保存的治療が十分期待できるし,閉塞があればIVRないしは手術が必要となることが多い.膵炎後の膵瘻はとくに治療に難渋することが多く,瘻管造影と膵管造影は不可欠である.膵瘻となった原因と全身状態,社会復帰への時間的余裕からcase by caseで手術適応,時期を決定する必要があり,術式としては瘻管の強度を考慮して,胃ないしは空腸ルートを用いてdiversionを行うことが多い,
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