文献詳細
文献概要
臨床報告・1
イレウス管が誘因と考えられた術後腸重積症の1例
著者: 林正修1 水谷隆1 野々山孝志1 平井一郎1
所属機関: 1東海記念病院外科
ページ範囲:P.537 - P.540
文献購入ページに移動癒着性イレウスに対してlong tubeのイレウス管を用いて,閉塞上部腸管の吸引・減圧療法が行われている.外科的治療に至る場合でも,イレウス再発防止として,イレウス管を腸管内スプリントとして術後もしばらく留置することがある.今回筆者らは,胃切除後の癒着性イレウス術後留置していたイレウス管が誘因と考えられた腸重積症の1例を経験したので報告する.
掲載誌情報