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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻7号

1997年07月発行

特集 経腸栄養法—最新の動向

特殊病態下における栄養法 ②腎不全

著者: 久保仁12 加藤尚彦1 大井景子1 中村宏二1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第2 2東京慈恵会医科大学附属青戸病院腎高血圧科

ページ範囲:P.885 - P.889

文献概要

 腎不全患者には糖・蛋白質・脂質・電解質など種々の代謝異常があり,低栄養の患者も多い.経腸栄養を行う場合,基本的には高カロリー・低蛋白で水分およびNa,Kなどの電解質含有量が少ないものがよい.しかし,慢性腎不全,急性腎不全,および合併症の有無など様々な状況に応じて必要量は著しく異なり,代謝異常についての十分な知識が無いと栄養管理が不可能であるばかりか,患者を危険な状態に陥れかねない.
 本稿では腎不全患者の経腸栄養を行う場合の栄養管理の基本と経腸栄養法の実際および限界について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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