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文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻7号

1997年07月発行

文献概要

特集 経腸栄養法—最新の動向

在宅経腸栄養法

著者: 酒井靖夫1 村上博史2 丸田智章1 畠山悟1 下山雅朗1 蛭川浩史1 須田武保1 畠山勝義1

所属機関: 1新潟大学医学部第1外科 2西荻中央病院外科

ページ範囲:P.905 - P.910

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 在宅経腸栄養法(以下,HEN)は通常病院内で行われている経腸栄養を,適切な患者選択のもとに,簡略化された方法で家庭において行うものであり,患者のQOLおよび医療経済上も有用で,1988年4月に医療保険適用がなされてから一層普及してきている、1994年4月の改正で,何らかの消化吸収障害がある症例に限定されていた疾患枠が撤廃され,医療機関の届け出の必要もなくなったが,消化態栄養剤を経管的に投与した場合に限定されており,医学上の適応と医療保険適用とに若干のずれがみられる.本稿では,HEN施行時の経腸栄養剤の選択や投与経路などで医療保険上留意すべき点,患者指導の内容や長期管理などについて概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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