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特集 Q&A 自動吻合器・縫合器の安全,有効な使い方
(Q7)直線状で両側縫合式の自動縫合器使用時,カートリッジを交換後にファイアリングノブ(プラスチックハンドル)が作動しなくなったら.
著者: 吉野肇一1
所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院外科
ページ範囲:P.1006 - P.1007
文献購入ページに移動 まず,次の機構を理解する必要がある.
GIA®(オートスーチャージャパン)では,カートリッジを本体に装着する前でも,誤ってファイアリングノブを少しでも動かしたのちにファイアリングノブを元の位置に戻すと,安全機構が作動して,ファイアリングノブはロックされ,動かなくなる.カートリッジを本体に装着したあとでも,ファイアリングノブを少しでも動かしたのちに,すなわち,少しでもファイア操作を行ったのちに,ファイアリングノブを元の位置に戻すと,同様にロックされ,動かなくなる.これは,最初のファイア操作でステイプルがカートリッジから出てしまった状態で,再度,ファイア操作を行うと,ステイプルなしで胃腸を離断するという危険な操作になることを防ぐためである.
GIA®(オートスーチャージャパン)では,カートリッジを本体に装着する前でも,誤ってファイアリングノブを少しでも動かしたのちにファイアリングノブを元の位置に戻すと,安全機構が作動して,ファイアリングノブはロックされ,動かなくなる.カートリッジを本体に装着したあとでも,ファイアリングノブを少しでも動かしたのちに,すなわち,少しでもファイア操作を行ったのちに,ファイアリングノブを元の位置に戻すと,同様にロックされ,動かなくなる.これは,最初のファイア操作でステイプルがカートリッジから出てしまった状態で,再度,ファイア操作を行うと,ステイプルなしで胃腸を離断するという危険な操作になることを防ぐためである.
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