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特集 Q&A 自動吻合器・縫合器の安全,有効な使い方
(Q19)DST(ダブルステイプリング法)の際,リニヤー型縫合器で直腸を閉鎖時に,骨盤腔が狭く器具が入りにくい場合の工夫は.
著者: 中越享1 澤井照光1 辻孝1 綾部公懿1
所属機関: 1長崎大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1034 - P.1035
文献購入ページに移動通常の直腸前方切除術におけるDSTで用いるリニヤーステイプラーとしてはUSサージカル社のTA®55とロティキュレーター®55,エチコンエンドサージェリー社のTL60,TX60,アクセス55がある.直腸壁の厚さに応じてステイプルの大きさを選択できるのはTA®55,ロティキュレーター®55,TX60,アクセス55であり,筆者らは通常グリーン・カートリッジのものを用いている.このステイプルの脚の高さは4.8mmで,打ち込んだ後の高さが2.0mmとなる.TL®60はステイプル・サイズは選択できないが,挟み込む組織の厚さを調節できるようになっている.
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