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私の工夫—手術・処置・手順・34
消化管吻合における持針器の把持と運針のコツ
著者: 戸田完治1
所属機関: 1岡山市立市民病院外科
ページ範囲:P.1049 - P.1049
文献購入ページに移動1.消化管吻合
胃全摘後の食道・空腸吻合は,自動吻合器の発達により,器械吻合をする術者が多くなってきた昨今である.時間の短縮と,縫合不全の予防のため,器械吻合が好まれる理由もある.しかし,器械吻合による吻合部狭窄などの合併症を考えると,手縫いも捨て難い.私は現在も手縫いを常としている.
食道・空腸吻合は層々吻合とし,漿膜・筋層吻合は,3-0ブラック・シルクで,粘膜吻合は3-0バイクリル糸で,いずれも単純縫合としている.
胃全摘後の食道・空腸吻合は,自動吻合器の発達により,器械吻合をする術者が多くなってきた昨今である.時間の短縮と,縫合不全の予防のため,器械吻合が好まれる理由もある.しかし,器械吻合による吻合部狭窄などの合併症を考えると,手縫いも捨て難い.私は現在も手縫いを常としている.
食道・空腸吻合は層々吻合とし,漿膜・筋層吻合は,3-0ブラック・シルクで,粘膜吻合は3-0バイクリル糸で,いずれも単純縫合としている.
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