icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科52巻8号

1997年08月発行

文献概要

私の工夫—手術・処置・手順・34

消化管吻合における持針器の把持と運針のコツ

著者: 戸田完治1

所属機関: 1岡山市立市民病院外科

ページ範囲:P.1049 - P.1049

文献購入ページに移動
1.消化管吻合
 胃全摘後の食道・空腸吻合は,自動吻合器の発達により,器械吻合をする術者が多くなってきた昨今である.時間の短縮と,縫合不全の予防のため,器械吻合が好まれる理由もある.しかし,器械吻合による吻合部狭窄などの合併症を考えると,手縫いも捨て難い.私は現在も手縫いを常としている.
 食道・空腸吻合は層々吻合とし,漿膜・筋層吻合は,3-0ブラック・シルクで,粘膜吻合は3-0バイクリル糸で,いずれも単純縫合としている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?