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臨床報告・1
後腹膜腔異物(鍼灸針)の1例
著者: 高橋毅1 木村泰三1 吉田雅行1 小林利彦1 渡辺浩1 原田幸雄1
所属機関: 1浜松医科大学第1外科
ページ範囲:P.1079 - P.1083
文献購入ページに移動神経痛などの軽減を目的とした針治療は現在も広く普及しているが,時に当初の意図に反した神経障害など種々の合併症を引き起こすことがある1〜10,12〜16.
今回,筆者らはS状結腸癌の精査時に鍼灸針が後腹膜腔異物として偶然に発見され,疾患の手術と同時に異物摘出術を行った1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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