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遺伝子治療の最前線・3
アンチセンス法による遺伝子治療—生体内分磯能解析法と消化器癌遺伝子治療への応用
著者: 阪倉長平1 小出一真1 荒金英樹1 萩原明於1 山口俊晴1 高橋俊雄1
所属機関: 1京都府立医科大学第1外科
ページ範囲:P.1185 - P.1191
文献購入ページに移動遺伝子レベルで固形腫瘍の発生と進展が明らかになり,特定の分子を標的とした治療法の開発が行われている.アンチセンスを用いて癌遺伝子の発現を制御し,治療に応用しようとする戦略について,基礎から応用例までを概説する.
癌遺伝子や癌抑制遺伝子の発見により,細胞内でこれらの異常が蓄積することにより癌化(とさらなる悪性化)が引き起こされる,いわゆる癌の多段階発癌説が提唱され,癌は遺伝子病であるとの認識が定着した.
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