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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻1号

1998年01月発行

特集 胆道ドレナージを考える

3.EST付加は必要か

EST付加は必ずしも必要ではない

著者: 大谷泰雄1 田中豊1 津久井優1 飛田浩輔1 森屋秀樹1 石過孝文1 堂脇昌一1 杉尾芳紀1 田島知郎1 幕内博康1

所属機関: 1東海大学医学部外科

ページ範囲:P.43 - P.46

文献概要

 総胆管結石嵌頓に対して,従来よりESTを施行せずに総胆管切開+T-tube挿人手術で対処していたが,胆管結石嵌頓による閉塞性黄疸にESTを併用しない細径5FrのENBDを挿入することによるドレナージを施行して以来,5FrENBDを(1)胆道ドレナージ,(2)ESWLの造影ルート,(3)ENBD応用手術に施行し,ESTを併用しないで対処してきた.ESTは重篤な合併症の報告もあり,総胆管結石の再発を繰り返す症例のみに適応があると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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