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手術手技
5トロカール法による腹腔鏡下順行性胆嚢摘出術におけるわれわれの工夫
著者: 馬場秀文1 岩丸有史1 菅重尚1 鈴木文雄1 大高均1 守谷孝夫1
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院外科
ページ範囲:P.93 - P.97
文献購入ページに移動腹腔鏡下胆嚢摘出術はPerissat,Reddick,Duboisらの報告1-3)似来,胆嚢結石症に対する標準術式として定着し,また手術器具,周辺機器ならびに手術手技の向上により適応が拡大され,ほとんどすべての症例に対して施行されるようになってきた.またその術式は,Calot三角部の術野展開が困難なために,通常の開腹胆嚢摘出術とは異なり逆仔性胆嚢摘出術が一般的に採用されている.また一方で,腹腔鏡下胆嚢摘出術が普及するにつれ,胆嚢管の誤認による胆管損傷,肝動脈損傷などの様々な合併症が報告されるようになった.そこで,われわれは,胆管損傷などの術中合併症を防止する目的で,1996年10月より順行性胆嚢摘出術を標準術式として採用し良好な成績を得たので,その手技上の改良点および成績について報告する.
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