文献詳細
臨床報告・1
小腸間膜裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスの1例
著者: 中尾篤典1 阪上賢一1 宇田征史1 光岡晋太郎1 中村裕二2 大津直也3
所属機関: 1庄原赤十字病院外科 2庄原赤十字病院麻酔科 3庄原赤十字病院内科
ページ範囲:P.113 - P.116
文献概要
小腸間膜裂孔ヘルニアは稀な疾患で,裂孔への腸管の陥入による絞扼性イレウスとして発症するものが多い.その発症は急激で術前診断も困難であり,早期に治療しないと腸管壊死をきたしてしまう重篤かつ緊急性を要する疾患である.今回われわれは小腸間膜裂孔ヘルニアによる絞掘性イレウスの1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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