icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻1号

1998年01月発行

臨床報告・1

術前照射が著効を示し乳房温存術が可能となった一側多発乳癌の1例

著者: 吉田崇1 竹尾健1 末益公人1 東靖宏1 黒住昌史2

所属機関: 1埼玉県立がんセンター乳腺外科 2埼玉県立がんセンター臨床病理部

ページ範囲:P.117 - P.121

文献概要

はじめに
 早期乳癌に対する乳房温存療法は本邦1)でも欧米2,3)と同様に乳房切除術と同等の治療成績が得られてきている.しかし一側多発乳癌,広範な乳管内進展を有する例など乳房温存療法の適応にならない症例も多い.また腫瘍径が大きいものに対する温存療法は切除範囲が広くなるため,美容的な面からも問題を生じやすい.このような症例に対していかにして乳房温存療法の適応を拡大するかが問題となっている.今回われわれは術前照射が著効を示し乳房温存術が可能となった一側多発乳癌の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら