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臨床報告・1
子宮癌で腹腔内留置リザーバーカテーテルが直腸穿通をきたした1例
著者: 岩上栄1 林外史英1 菊地誠1 足立巌1 武川昭男2 渡辺洋宇3
所属機関: 1金沢西病院外科 2武川病理研究所 3金沢大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1337 - P.1341
文献購入ページに移動腹腔内化学療法は腹膜播種を転移経路とする悪性疾患に対する治療法である.腹腔内化学療法を定期的に施行するためには皮下植え込み式カテーテルを設置するが,長期間の留置によりカテーテルの閉塞,癒着が生じることが問題になっている.しかし,カテーテルが消化管を損傷したとの報告例は少ない.今回われわれは,子宮体癌Ⅰb期に対して皮下植え込み式カテーテルを用いてcis-platin(CDDP)50 mgを2回腹腔内投与終了1年2か月後にカテーテルによる直腸穿通をきたした症例を経験したので報告する.
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