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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻11号

1998年10月発行

文献概要

特集 縫合・吻合法のバイブル Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 4.食道

食道切除後の遊離(有茎)空腸移植術における手縫い吻合と器械吻合

著者: 川原英之1 山高浩一1 櫻井孝志1 山本貴章1 井上聡1

所属機関: 1川崎市立井田病院外科

ページ範囲:P.129 - P.135

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はじめに
 食道切除後に空腸を用いる再建術式は,下咽頭頸部食道癌に対する咽頭喉頭食道切除(咽喉食摘)術後の遊離空腸移植術が代表的であり,その他は比較的稀である.遊離および有茎空腸移植術の適応を表に示した.
 手縫い吻合はすべての消化管吻合に用いられてきたが,自動吻合器の安全性が著しく向上し,器械吻合が第1選択となっている吻合も多い.本稿では遊離空腸移植における手縫い吻合と器械吻合の適応,手技,ポイントなどにつき概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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