icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻11号

1998年10月発行

特集 縫合・吻合法のバイブル

Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 5.胃

幽門側胃切除後の器械による胃—十二指腸吻合

著者: 山田好則1

所属機関: 1北里研究所病院外科

ページ範囲:P.175 - P.177

文献概要

手順
 器械吻合による胃—十二指腸吻合は十二指腸側にcircular staplerのanvil部分を挿入しておき,残胃の前壁をstapler本体の挿入口にして,後壁からcenter rodを貫通させて十二指腸側のanvilと結合させ,残胃後壁と十二指腸の側端吻合を行うことによる.
 残胃側にstapler本体を挿入する方法にはいくつかの変法がある.すなわち,1)前壁を挿入口として,残胃断端の最も大彎よりにcenter rodを貫通させ,十二指腸と端々吻合を行う.2)挿入口を十二指腸切断時の胃側断端(幽門)として,胃切断予定線より口側の後壁からcenter rodを貫通させ,十二指腸と側端吻合を行い,吻合後に胃の切離を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら