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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻11号

1998年10月発行

文献概要

特集 縫合・吻合法のバイブル Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 6.小腸

上腸間膜動脈・静脈の縫合・吻合

著者: 堀豪一1 田中弘之1 鈴木隆1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院胸部心臓血管外科

ページ範囲:P.220 - P.224

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はじめに
 消化器外科手術において血行再建が日常的に行われるようになった.血管に病変がない場合は通常の縫合・吻合の基本手技を行えばよいが,高齢者の手術では動脈硬化をはじめとする基礎病変が存在する場合が多く,血管外科の知識,経験が必要である.
 上腸間膜動静脈を再建しなければならない病態は上腸間膜動脈閉塞症,腸間膜静脈血栓症,動脈瘤,悪性腫瘍の拡大根治手術に対する血管の合併切除,術中血管損傷の場合などであるが,単独の再建は決して多くない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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