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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻11号

1998年10月発行

特集 縫合・吻合法のバイブル

Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 6.小腸

小腸切除後の手縫いによる小腸—小腸吻合

著者: 浅原利正1 岡島正純1 土肥雪彦1

所属機関: 1広島大学医学部第2外科

ページ範囲:P.225 - P.227

文献概要

はじめに
 消化管吻合で最も避けなければならない合併症は縫合不全と吻合部狭窄である.小腸は可動性に富み,血流豊富な腸管であること,小腸内容は液状であることから,小腸—小腸吻合ではこれらの合併症が生じる危険性は少ない.この点において小腸—小腸吻合は消化管吻合の中で最も容易な吻合といえる.またこの吻合は小腸に限局した病変に対する手術を除いては,いくつかの吻合の一部として,多くはより難易度の高い吻合と併施されることが多い.したがって小腸—小腸吻合では術者が最も慣れた簡便な吻合法が行われている.本稿では,最も簡便な吻合の1つであると考えられるAlbert-Lembert吻合について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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