icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻11号

1998年10月発行

特集 縫合・吻合法のバイブル

Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 10.その他

乳房温存手術における乳腺実質の縫合

著者: 三瀬圭一1 児玉宏1

所属機関: 1乳腺クリニック児玉外科

ページ範囲:P.352 - P.354

文献概要

はじめに
 今日,乳癌に対する標準手術術式は縮小傾向にあり,定型的乳房切除術から胸筋温存乳房切除術1)へと移行し,さらに乳房温存療法2)の普及も着実に進んでいる.乳房温存療法を施行するに当たって留意すべき点は,乳房切除術と同等の治療成績を得ることと,同時に乳癌患者のquality oflife,ことに美容上の要因を高めることである.したがって,乳房温存手術施行時には美しい乳房を残すように十分に配慮し,手術手技上の工夫を凝らす必要がある.美容上の要因を考慮した乳腺円状部分切除術2)施行時における乳腺欠損部補填,および乳腺実質縫合の実際を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら