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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻11号

1998年10月発行

文献概要

特集 縫合・吻合法のバイブル Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 10.その他

Rokitanski-Küster-Hauser症候群における造腟術

著者: 古谷健一1 徳岡晋1 村山敬彦1 山岸幸子2 後藤友子1 斎藤恵子1 新井克志3 永田一郎1

所属機関: 1防衛医科大学校産科婦人科 2防衛医科大学校分娩部 3防衛医科大学校形成外科

ページ範囲:P.389 - P.392

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はじめに
 Rokitanski-Küster-Hauser(RKH)症候群は胎生期のMüller管の発生異常により子宮・腟欠損をきたす疾患で,頻度は女児の約1/5,000人とされている1).診断は思春期になっても初潮がみられず,原発性無月経を主訴として婦人科を受診して診断されること多い.染色体は46XXで排卵を含めた卵巣機能は正常であるので,患者自身における挙児は困難であるが,造腟術によって女性としてのQOLを高めることが可能となる.本稿ではRKH症候群における造腟術の種類を概説するとともに,当科における人工粘膜を用いた新しい造腟術の試みにも触れたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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